便利な通販を支える物流の現状と将来的展望

急増する通販の利用者

2010年代から急増したのが通販サイトの利用者です。大手ECサイトが登場し、メンバーシップ制度の導入によって利用者の囲い込みが行われ、利用することでメリットを得られるようになりました。また、スマートフォンの普及によって外出中であっても気軽に通販サイトから注文をすることができるようになったのです。それにより、通販を支える物流に負荷がかかるようになり、一時的に通販物流がパンク状態に陥ってしまったことがありました。

送料無料にみる物流コストの変化

さらに、ECサイトでは利用者を獲得すべく、送料無料を積極的に導入し、それによって物流には大きな負担がのしかかってきたのです。日本の物流を支える大手宅配業者は、通販の利用者増加に伴って物流コストが上がっているにも関わらず、それに見合った利益を得ることが難しいとして、撤退を表明しました。その後、ECサイトとの話し合いによって送料に関する取り決めがなされ、物流を支える宅配業者へ利益が回る仕組みが考え出されたのです。

将来的にはドローンなどの導入が進む見通し

それでもなお、通販物流を支えているのは宅配業者であることは否定できません。しかし、将来的な展望としては、コストの掛かる人件費の削減を目的として、ドローンなどの導入が進められる見通しです。すでに、アメリカなどでは一部の年で試験的にドローンによる配達が行われていて、今後はさらに展開していくことが予想されます。日本国内においても、法律や環境が整備されることにより、通販物流をロボットが支える時代が到来すると予想されています。

通販物流とは、商品をお客様に配達するだけでなく、入荷や検品、在庫管理、ピッキング、発送など、通販の商品を届けるためのすべての業務を含めていいます。